魔剣使いの元少年兵は、
元敵幹部のお姉さんと一緒に生きたい(1)(2)(Kindle版)【原作】支倉文度 【漫画】牧田ロン 【レーベル】メテオCOMICS
元は勇者パーティーの一員だった魔剣使いセト。
その残虐な戦いっぷりにパーティーから追放されてしまうが
魔王軍幹部の女魔人サティスと再会する。
サティスは何度も勇者一行との戦いに挑み失敗した事により
魔王から処刑を言い渡された挙句、拷問を受け憔悴していた。
傷つき、行き場を失った二人が再会した事により始まる「生き直しの旅」。
元は敵同士だったのに…っていうところもたまらん!!萌える!!!
二人で旅していくんだけど戦いしかしてこなかったセトに対しての
勇者一行の行いの回想はなかなか胸糞だった。
1巻での特に好きなシーンは
クレイ・シャットの広場で巨大魔物が暴れ出した時に
サティスが
『少しの間だったけど…ありがとう
またひとりにしてごめんなさい
あなたと一緒に生きたかった』
というシーン。泣いた。
2巻では、たどりついたベンジャミン村に滞在。
半人半魔のセベクという戦闘狂による脅威(絶対セトと戦うんだろうなあ…)
勇者パーティーも戦力がガタ落ちしてセトを連れ戻そうとしている。
絶対に戻させないで!!と思わせる雰囲気が凄い。
勇者レイドも精神いっちゃってたけどアンジェリカ悪女だな~
セトとサティスが互いに互いを守ろうとするところとかも良かった。
魔王軍も勇者一行もサティスとセトを追放した事から崩壊が始まってるから
そのまま両方とも自滅してくれればいいんだけど
そうもいかないんだろうな。
両サイドとも二人を連れ戻そうとする気持ちが強まっていくし…。
戦いの道具としての二人を。。
幸せにスローライフして欲しいからこそ今の不穏な展開にハラハラしますね。
それでも続きが読みたいなぁ。
(2022/2/18読了)
最新コメント