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休憩時間が暇過ぎるので毎日少しずつ読み進めてました。

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辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?
ワードハンティングの現場から

【著】飯間浩明 【レーベル】ディスカヴァー携書 【初版発行日】2013/12/30

タイトルの通り、三国(三省堂国語辞典)の第7版に載せる言葉を
街中から探す様子が綴られています。
看板やポスター、値札などから「生きたことば」を採集するのです。
著者と一緒にワードハンティングしているような感覚で楽しめる一冊だよ。

「まったり」など元の意味と違う使われ方をしている言葉や、
「駐バイク」など外来語と組み合わせた造語(46頁)など。

普段何も考えずに使っていた「ブルーハワイ」という単語1つとってみても
よく考えてみたらブルーハワイって何味なんだ?って感じだし。
「アコギ」とかの略語とか、何も思う事なく普通に受け入れていた単語などを
気付かせてくれる驚きや発見の多い本でした。

「上代」や「下代」も知らなかった。

240頁の着物を洗う時に縫い糸をほどいて、
反物の状態にしてから水洗いするっていうくだりが特に驚きでした。
着物を洗うってそんなに大変だとは知らなかった…。

国語辞典って小学生か中学生の頃に買ってもらったきりだったけど
今売ってる国語辞典ってきっと今時の単語が載っているんですよね。なんか凄いなぁ。。
本、新聞、雑誌、テレビ、インターネットからだけではなく
この本で行っていたようなワードハンティングによって内容がアップデートされていくんだね。
ちなみに自分が使っていた国語辞典を見てみたら新明解でした。

この本とあんまり関係ないかもしれないけどどうして最近TVでは
「メイン」の事を「メーン」と表示するようになったんだろう?


(2021/4/3読了)






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