祭囃し編を読了しました。

こちらが原作PC版での最終話で、澪尽し編はCS版の最終話だったらしいですね。
若干同じシーンがあったりしましたがこの祭囃し編ではゲーム盤の条件がまず違いました。
この最期の世界では羽入が転校生としてやってきて部活メンバーに加わり、共に闘います。
そして羽入は前の世界(皆殺し編)で見た黒幕の正体を覚えているけど梨花は覚えていないという…(´・_・`)
しかも梨花が敵の正体を聞かされてから1週間以内に決着をつける事に…。

あと、今回は山狗との戦いが主でした。
昭和58年6月19日の綿流し当日、早朝からの戦い。
終末作戦VS48時間作戦。
澪尽し・表編は全ての問題をクリアした上で鷹野との戦いに勝利しました。
今思うと全体的に綺麗だった印象。

祭囃し編は泥や汗にまみれてお互いに総力をかけて戦いぬいて未来を勝ち取った…というイメージ。
けどそんな祭囃し編は熱かったです!!
村の皆は夕方からのお祭りの準備をしている裏では
村人二千人の命がかかった戦いが繰り広げられているっていうのが痺れるぜ!
(だから私はホームアローンが好きなのか?)

大石と園崎家のダム戦争から続いていたわだかまりが解けた上での
VS大高のシーンはスカっとしましたb
お魎さんが梨花の風邪だけでなく沙都子の事も心配し、
村の住人として受け入れて北条家の罪を許してくれたところはウルっときましたよ(;-;)
赤坂が梨花を助けにくるところ(一番ヤバかったのは地下祭具殿で
人質にとられて眠らされそうになるシーン)も泣けました。
ただ雛見沢に来たってだけでなく本当に心強い味方でした!


「おめぇ、…戦略、戦術、…そして戦闘、…全て三拍子揃ってるぜ。
 …お前みたいなヤツが俺の役をやるべきなんだよ…。山狗みてぇなクソどもの隊長をな…!」
「ははん。ごめんだね、あんたらみたいな根暗そうな秘密部隊の隊長なんて!」
魅音が笑い捨てる。
小此木もそれを笑って受けた。
謙遜でなく、それは純粋な反応だと思った。
「…へへへ、そうだな。お前ほどの器なら日本の不正規戦部隊長なんてもったいないぜ…。
 SASでもデルタでもスペツナズでも、…どこでも最高の人材になれるだろうぜ。何しろ、」
「はははは、あっははははははは!!!SASぅ? デルタフォースぅ? 下らないねぇ!
 そんな退屈なところじゃあ、私を飼いならせやしないよ!!」
「…へっへへははははは!そうだろうな。そうだろうよ。…なら聞かせてくれ。
 お前ほどのヤツなら、何の隊長を望む!」
「隊長なんて興味ないね。部長でいいね」
「…部長…。英国情報部あたりってとこか、…ふ、妥当だな」
「だめだめだめ、なってないね!あのねぇ、私がやりたい部長はたったひとつ!
 雛見沢分校の我が部の部長だけさッ!!罰ゲームのない戦いなんてごめんだね!」
「口先の魔術師、前原圭一!かぁいいモードの竜宮レナ!
 トラップ使いの沙都子に萌え落としの梨花ちゃん!!そして期待の新人、古手羽入!!」
「これだけ揃ってなけりゃ、世界のどこだろうと退屈だねッ!!」
「……勝てねぇ…。…勝てねぇよ…。…こんなヤツが隊長だったんじゃ、
 …勝てるわきゃねぇやな…。へへへへはははははははは!!」

ひぐらしをやった事なかった頃でもこのコピペはよく見かけたっけなあ。
ついに自分の目でこのシーンを見る事になるとは…。
しかも最終話がコピペになるってところがまた;

この長い長い物語の中でようやくたどり着いた最期の世界。
早朝から続く長い戦いの末の大将戦での会話として聞くと全然印象が変わってきますね。
だってコピペでしか読んだ事なかった時は「勝てねぇ、勝てねぇよ」くらいの言葉しか記憶に残らなかったし。


鷹野がおじいちゃんのスクラップ帳を踏みにじられて泥水に浸かるシーンでは同情しましたが
その後、まだ魅音達に対して悪あがきをしたところで許せなくなりそうでした…。
けど梨花はここへ来て本当の奇跡を起こし、敗者の出ない状態で
この運命に打ち克つ事が出来た。
鷹野は千年にも渡る世界の中で梨花を殺してきたっていうのもあるのに
それを赦す事が出来たのは凄い。もう達観したっていうのもあると思うけど…。

今回も富竹はかっこよかったですよ!!
自分と共に鷹野三四の罪を償い、田無美代子を取り戻そうという言葉が特に。
誰かに『生きていていいんだよ』と言って欲しかった鷹野にとっては
これ以上にない程の救いの言葉だったと思う。

けど、皆それぞれ覚悟を持って闘っていたにも関わらず
大勢の人を殺すという恐ろしい計画を実行しようとしていた鷹野に
責任を取るという覚悟がなかった事や「死にたくない」を連呼していたところには
『散々梨花ちゃんを生きたまま腹をさばいて殺していた人間の言う事か』という気持ちになった。
鷹野の精神的な幼さが『雛』という暗号名にもぴったりでしたね。
澪尽し・表編では鷹野に複雑な気持ちを抱きつつもそこまで文句はありませんでしたが
祭囃し編やった後だと色々と思うところはあります;
そういうのもひっくるめて鷹野は魅力的なキャラですけどね。

うみねこの黒幕(爆破を起こした真犯人)とやってる事は似てる?
けどうみねこの方は親族を巻き込んだ自殺みたいなものか…。
一人の世界に篭った結果苦しんで暴走するっていう辺りは似てると思う。

よく、ひぐらしファンはうみねこを酷評しているっていうのを聞くんですけど
謎解きの事やミステリー的に見た上での事を抜きにするとして、

死者を駒として使ったゲーム盤での繰り返される惨劇で
もしそれを解決したとしても死者は蘇らないし悲しい事件が起こった事は変わらず
親族達の未来は閉ざされたままで希望がないっていうところ。
縁寿の心情は前向きになれたかもしれないけど結局はバッドエンドな事は変わらない。

ひぐらしは最後にハッピーエンドが用意されていて
『誰が欠けていてもいけない世界』へ至る事ができた。

…っていうところが大きいのかな、と勝手に思ったり。

私は竜騎士先生の作品はうみねこから入ったからうみねこが好きだけど
もしひぐらしにどっぷりはまった状態でうみねこをプレイしていたら
作品に対する印象はだいぶ違ったかもしれない。。



羽入も含め、誰一人欠ける事なく昭和58年6月のその先へ。。

・・・行けるはず、だよね?

賽殺しがどんな物語なのかにもよるが。


ちなみにエージェント野村の喋り方とか声が好きでした!w
スタッフロールで気付いたけど田中理恵さんだったのか…。






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