影紡し編を読了しました。

以前読んだ染伝し編と同じく南井巴や公由夏美絡みの話でした。
けど影紡し編はだいぶ展開も違いましたけどね。。
赤坂、大石、巴の3人を中心とした垣内市の調査や、
事件の真相に近づきすぎて消された巴、
結果的に取り返しのつかない事をしてしまったけど巴の言葉と友達によって救われた夏美。

夏美は二重人格者。
記憶も人格も二つあり、薬によって黒の夏美にだけ送られていた負の感情が爆発してしまい
『黒い夏美』の時に惨劇を自分の手で起こしてしまった夏美。
夏美は家庭環境によってずっと我慢してきたものが溜まりに溜まって限界を迎えたようだった。
夏美の中1~中2のあだ名は「座敷ワラシ」。暗くて人と関わろうとせず孤立した存在だったらしい。
けど3年前に精神疾患で失神を起こし、2ヶ月近く入院してから急に明るい性格になったという。

巴が夏美に「誰も信じない道を選ぶ」事に対して自分自身を重ね合わせて
思いをぶつけるシーンは泣けました。
最後のちーちゃんと夏美の屋上での対決も泣けた。
本音をぶつけあって喧嘩するシーンが本当に良かったです。。
ちーちゃんは死んでしまった妹と夏美を重ねて見ていたんだね。
一瞬の躊躇が永遠の後悔を生み出してしまったから今度こそはと夏美を助けようとした。

エンディングはこの事件から5年後の話でした。
夏美は人里離れた町へと移り住み、友人二人と暁の協力もあり
精神科への入院とリハビリ訓練を数年に渡っておこなった。
そして暁と夏美の結婚式に呼ばれた赤坂親子。

最後に救いがあって良かったです。ひとかけらだけでも…。
暁の想いの強さがここまでだとは思わなかったのでこの展開には驚きました。
いつか巴にも救いのある話が読めたらいいなとは思います。
けど染伝し編終わった後は「夏美の事を助けてあげて」という気持ちでいっぱいだったので
今回は救われた夏美が見られて良かったです。

12年前の放火事件の前に巴の父が残していた空港の場所が記されたメモも謎なままだったし、
放火犯もまだ捕まっていないらしいし…。
理由は巴の父が関わっていた事件絡みなんだろうなあとは思うけど。

大石達が垣内市を調査しようと思った理由は
垣内市は5年前のダム建設騒動以来、雛見沢から転居してくる家族が他と比べて
一番多かったかららしい。


今回気になった事は、

・日本国内で使用禁止される程危険な精神疾患治療薬のルート
 大災害と共に突然『とある所』からの薬の供給が打ち切られてしまった。
 (畠山家でも回収され、夏美も所持していた)
・10歳にして家族全員を猟銃で葬った畠山あおい
・雛見沢に対して若干信憑性のある過激な記事を書いた記者(荒川だっけ?)
・事件の裏にいるのは内閣調査室
・政府は雛見沢で災害が起こる日時を事前に知っていたっぽい
・鷹野の検死結果は「死亡推定時刻6月18日10時頃」なのに
 鷹野は19日の綿流しの当日に祭り会場のあちこちで目撃されている
 →まどかが巴に自分の保険証を貸そうとした際に巴は何かに気付いたようだったけど
  鷹野の焼死体と一致していた歯科医のカルテの治療跡って鷹野の身内のもので
  実際は鷹野は死んでいなくて別人が殺されているとか?
  鷹野がこの一連の事件に関わっている事が影紡しに関係しているかは謎ですが…。 
・祟りに何か関与すると思われる対象は二世帯が同居する家庭?


影紡し編を読了した事によって警察庁公安部第七室捜査ファイル(赤坂編?)も終了。
次に第七室の父の席を継ぐのは同じく公安勤務の美雪。
赤坂は自分が解決出来なかった雛見沢事件を美雪に引き継いだようです。
この展開は想像していなかったので驚きつつもワクワクしています!






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